金丸ブログ|長野県上田市の経営コンサルタント事務所|金丸中小企業診断士事務所

経営レポート

2014/01/20

妄想の構想は功を奏するか Ⅰ-②

信州の郷土食“おやき”を
日本、世界のファストフードとするプロジェクト その2


1.おやきの特性とファストフード

 マクドナルドを例に売上が伸びる理由を考えてみると、朝マックは朝食として、
セットメニューはランチや夕食として利用されているが、小腹がすいた時のおや
つにも便利である。それだけではなく、コーヒーブレイク、夜食、お土産用にテ
イクアウト、街をぶらりしながらの食べ歩きにも幅広くマクドナルドは使われて
いる。
 つまりお客が途切れる時間帯が少ないのである。ご飯物や麺類などは、食事の
時間帯は混雑するが、それ以外は極端に客数が減ってしまう。  
しかしマクドナルドはいつ行っても、誰かどうかお客がいる。これは売上を確保
するという意味で絶対にかかすことのできない強みである。

 では、このマクドナルドの強みとおやきの特性を比べてみよう。おやきは、昔
から信州では食事の代用として使われてきた。小麦粉の皮と中身が味噌などで調
理した野菜中心であるから十分食事になる。スーパーやコンビニ、商店街のお店
でもおやきはよく売られていて、食事にしたりあるいはおやつにしたりしている。
レンジでチンすれば、作りたてのような熱々のおやきを食べられるので、受験生
の夜食、残業食にも手頃であるし、テイクアウトもできる。手で持って食べ歩く
人はあまり見かけないが、具材は皮の中に入っているため、もう少しおしゃれ感
さえだせば、食べ歩きにももってこいだ。
このようにみてみると、おやきはマクドナルドの売上アップの強みをすべて兼ね
備えているといっても過言ではない。


2.品揃えの豊富さ

 どんなにおいしい食べ物でも頻繁に食べれば飽きがくる。お客に飽きさせず頻
繁に利用してもらうには、品揃えの豊富さ、時節に合わせた季節商品の提供、新
商品の開発は絶対に必要な条件となる。おやきは中に入れる具材でかなりの品揃
えが可能な食べ物である。今売られているものをざっと拾い上げても、

    なす、かぼちゃ、おから、キャベツ、玉ねぎ、切り干し大根、
    野沢菜、ごぼう、きんぴら、コーン、にら、あんこ、しめじ、
    ふきみそ、あざみ、クレソン、こごみ、舞茸、じゃがいも、
    行者にんにく、ひじき、・・・・

となんでもいけそうである。
山菜や希少価値のある伝統野菜などを利用すれば、季節商品もかなりできそうだ
し、同じ食材でも味付け、調理法など変えればいくらでも新商品開発が望めそうで
ある。バラエティ豊かなのである。

(次号に続く)



2014/01/10

妄想の構想は功を奏するか Ⅰ-①

信州の郷土食“おやき”を
日本、世界のファストフードとするプロジェクト その1
 

 先日、久しぶりにマクドナルドでハンバーガーのセットを食べた。めったに
マクドナルドへは行かないのだが、割引カードをいただいたので寄ってみた。
やっぱりおいしくない。(モスバーガーはおいしいと思うのだが)でも店内は
お客さんでいっぱい。子供連れのファミリーでにぎわっていた。

 マクドナルドは日本最大の外食チェーンだが、アメリカ発のハンバーガーが
日本を席巻しているのかと思うと、ちょっと違和感を覚えるのは私だけであろ
うか。もちろん、おいしい、まずい、は主観の問題であり、大勢の人々に支持
されているわけであるから、私がおいしくないと決めつけるのは失礼な話であ
ることは、十分承知している。

 ファストフードというとまず頭に思い浮かぶのが、ハンバーガーチェーン、
そして牛丼、立ち食いそば、うどん、カレー、ちょっとおしゃれなものであれ
ば、クレープといったものも含まれるのであろう。忙しい現代人にとって気軽
に立ち寄れて、すぐに食べられるファストフードはありがたいものである。

 マクドナルドの魅力は、ファストフードのファストフードたるゆえん、つま
りそのスピードにある。徹底したシステム化とマニュアル化でほとんど待つこ
となく食べられる。さらに駅前などの好立地への出店による集客力の強さ、多
店舗展開、テレビCMなどによるイメージ戦略とブランド化が魅力を強さに変
えている。

 便利なファストフードで、もっとおいしいものを食べたいと思ったことはな
いだろうか。しかも、それが信州の郷土食“おやき”だったら・・・。
アメリカナイズされた業態のファストフードと田舎ライズされた信州の郷土食
“おやき”、ミスマッチもいいところと思うかもしれないが、おやきはファスト
フードにぴったりの食べ物なのである。

(次号に続く)

2013/07/15

商業住宅と一線を画した「無印良品の家」

日経MJ平成25年7月15日付け第1面に良品計画の「無印良品の家」の販売が好調、
「商業住宅へのアンチテーゼ」として始まった事業であることが、掲載されている。

商業住宅との相違点をあげると、
①室内の壁を極力取り除き、家全体をひとつのワンルームのようにした。
 ○家族の成長に合わせて間取りが変えられる。
②外観は一言でいうと「鋼板に覆われた箱」
 ○流行に左右されないシンプルなデザインで、モデルハウスに近い形の家を届ける。
 ○新商品を多く出さないことで、資材の大量調達によるコスト削減。
③総合住宅展示場に出展せず、既存店とネット活用
 ○旗艦店3店に「家センター」があり、買い物客がふらっと立ち寄り来場者集める。
 ○ネットと店舗で顧客を囲い込み、気軽さを演出。押し付けがなく「ちょっと興味が
  ある」程度の客を取り込む。

もちろん全国に380店舗以上、ネット会員数280万人を擁する良品計画だからでき
るわけではあるが、顧客のニーズを知り、自社の強みを活かした新しい「住宅」の発想
は小規模工務店でもできることである。



2013/04/02

ニッチを探すが勝ち

首都圏では約7人に1人が中学受験に挑むという。勉強そっちのけで遊ぶこと、
テレビのことに夢中になっていた私からすると隔世の感がするが、子供だけで
なく親御さんも含めた熱い戦いが毎年繰り広げられているのが現実のようであ
る。なかでも私立中学の人気が高く、受験者の世帯年収では、1000万円以上が
40.3%を占めるため、ここをターゲットにした受験機関が乱立、場外でも激し
いバトルが展開されている。

日経MJ平成25年4月1日付第一面「学究社ニッチで合格点」によれば、学習
塾の学究社は、世帯収入600万円以上800万円未満の中間所得層が30.8%を占め
る公立中高一貫校の中学受験に対応した学習塾で業績を伸ばしているという。

都立中に特化した専用テキストを開発し、指導カリキュラムも刷新、授業料を月
2万円未満にして生徒獲得を図り、公立中学受験者には、合否に関係なく中学1
年の授業料を無料にして、他塾への移動も防ぐというビジネスモデルも確立した。
長引く不況、デフレ下で公立回帰の追い風もあり、好調ということであるが、ニ
ッチ分野に全力を傾ける経営改革は極めてユニークであり参考になる。

2013/03/10

提案とフォロー 一貫した活動が売上をあげる

日経MJ平成25年3月6日版第20面「招客招福の法則」に、地方の道路沿いの
小さな商店街にある化粧品店が、売上を前年同月比約20%アップさせた記事が掲
載されていた。
伸びたのは客数ではなく、客単価だというのがまた驚きである。しかも店主は「何
も特別な仕掛けをしたわけではありません」という。

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