金丸ブログ|長野県上田市の経営コンサルタント事務所|金丸中小企業診断士事務所

資金調達

2013/06/20

金融の円滑化と中小企業支援策に関する説明会報告

関東財務局理財部長 原田要暢様より約1時間にわたり金融円滑化法期限
終了後の金融面での中小企業支援について説明があった。

金融庁による地域金融機関向け監督方針改正による新規追加項目として、
成長可能性を重視した金融機関の新規融資等の取組みを促進するという。

(抜粋)金融機関は顧客企業と向き合い、顧客企業の経営改善や事業再生
に向けた支援のみならず。適切にリスクを管理しつつ、新規融資を含む積
極的な資金供給を行い、顧客企業の育成・成長を強力に後押しするという
金融機関が本来果たすべき役割を一層促していく。

そのため13項目の着眼点をあげ、地域金融機関に対して重点的に検証し
てゆくという。

中小企業においては、円滑化法終了をピンチと捉えるのではなく、これを
契機に再生計画の着手、経営革新、新しい成長分野への進出等の計画を立
案しチャンスに転換することが資金の安定供給につながると考えるべきで
あろう。

2012/11/26

資金繰りは何を見ればわかるのか

損益計算書を見て資金繰りを考えている社長は多いが、まったくもって見当違い
である。損益計算書は一定期間の経営成績を表しているにすぎない。黒字倒産と
いう言葉があるように、損益上利益がでていても資金繰りがつかず倒産してしま
う企業は現実に多数ある。

一方、貸借対照表は企業のある時点の財政状態を表す。財政状態とは資金の入り
と出がどうなっているかを示している。貸借対照表の貸方、負債と純資産は資金
の調達を示し、借方、資産の部は資金の運用を表している。つまり、資金のこと
がわかるものといったら、貸借対照表なのである。

損益計算書は一定期間つまり損益をフローで表したものだが、貸借対照表はある
時点つまりストックであるため、資金の流れを知るには一つの貸借対照表だけで
はわからない。そこである時点と別なある時点を比べてその増減によって、資金
のフローを表したのが資金繰り表である。

損益計算書の当期純利益は、貸借対照表の純資産の部の繰越利益剰余金に加算さ
れるので、もちろん資金繰りに影響がないわけではないが、全体からすればほん
の一部である。

貸借対照表の認識をもっと持つべきである。

2012/10/21

資金繰り予定表は作成されているか

「今月末の手形が落ちそうにないんです」支払手形の決済はなにがなんでもしなく
てはならないものであるが、決済日まで1ヶ月を切ってからの資金調達支援は、
プロといえどもたいへんきついものがある。もちろん金額にも、金融機関とのこれ
までの信頼関係にもよるが、最悪のシナリオも考えながらの支援となる。

しかしいつごろ資金ショートを起こしそうだということがわかっていれば、資金調
達支援はかなりやりやすくなる。”いつごろ”をつかむ大切な書類が資金繰り表であ
ることはいうまでもない。
資金繰り表は月次ベースで1年先までが理想だが、それが無理なら6ヶ月先くらい
までは最低でも作成しておく必要がある。そうすれば資金調達のための準備が十分
可能となり、融資の可能性もずっと高まる。

「そんな先のことまでわからない」という経営者もいるが、わからないからこそ資
金繰り予定表を作ることに価値があるのである。予定と実績に相違がでたら、ある
いは出そうになったらすぐに修正可能だからだ。資金繰り表の作り方にはいろいろ
あるが、キャッシュフロー計算書のフォーマットを使うのが一番理解しやすい。

キャッシュフロー計算書については、後日また書くことにする。

2012/10/07

金融円滑化法終了迫る

金融円滑化法、いわゆるモノトリアム法が来年3月で期限を迎える。この法律を
活用して借入金の返済猶予をしてもらっていた中小企業の約8割は、いまだ本来
の返済は無理と言われている。

こんままだと、来年以降たいへんなことになると我々専門家は考えているのであ
るが、当の中小企業経営者はのんびりムードのようである。
しかし金融機関によっては、どこを残し(猶予を先延ばし)どこは潰すか(猶予
終了し返済を迫る)といった選別をすでに始めたといううわさも。
その対策は・・・

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